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自然食・玄米 豆(2)
それゆえ現在の加工食品では「国産大豆使用」という表記があっても、それは国産大豆100%の意味ではない。多くの食品が輸入大豆に国産大豆をほんの少しだけブレンドしたものになっているのである。
海外からの輸入で懸念されるのは農薬過多による体への影響、つまり「ポストハーベスト」があげられる。さらに現在では地球温暖化など様々な地球環境の悪化にともなう、異常気象がもたらす影響も危惧されているといえる。そのためきちんとした食材選び、調味料選びが大変重要となってくるのである。
日本の食料自給率は世界的にみても低く、大豆の国といわれた日本は完全に影を潜めてしまっている。現在は洋食やエスニック料理など他国の料理が手軽に味わえるようになってきた。こういう時代だからこそ、日本の実情を理解し、日本古来の食文化をもう一度見直すべきではないであろうか?
日本では昔から「豆を食べる日」というものが決まっていたということをご存知であろうか。たっぷりと栄養が含まれている固い豆を水に浸し、火にかけて柔らかく炊くことは、台所では当たり前の風景であった。これからも健康に良い豆を、稲とともに大切に扱い、積極的に調理に取り入れていこうではないか。
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